りんごぼーやプロフィール
信州東御、代々続く農業経営一家の跡取り息子として生まれました。
少年時代のほとんどを森で過ごすという変わった少年でしたが、
その後は商業高校→農業大学と、普通の学生生活をおくります。
就農後、栽培歴60年以上の祖父に修行をつけてもらい、
現在は主体となって栽培や販売マーケティングを行っています。(観光農園こばやし)
百姓「百の職をこなすもの」目指し、様々な物事に挑戦奮闘している若手農家。
自然を愛す20代男子で、趣味は自然に関するものばかり。
農家として作っている作物も幅広く多品種あります。
(リンゴ、ブドウ、モモ、クルミ、ハーブ、その他)
やりたいと思ったことに日々挑戦を繰り返しているので毎日が新鮮!
以上りんごぼーやの簡単なプロフィールでした。
事項から経歴も含めもっと詳しくお話させていただきます▼
少年時代は普通の人とはかなり違った日常を過ごしていました!
幼少期~少年時代
家族皆が農家で日々多忙だったため、
母曰く赤ん坊のころから畑や直売所で面倒を見ていたそうです。
物心着く前から畑を走り回り、家族の手伝いをしたり、
農業の身近に感じながら育ちました。
小学校入学後の少年時代を一言でまとめると、超野生児!
毎日たくさんの友達を呼んできて
畑近くの森で暗くなるまで暴れ回っていました!
森には古くからありそうな大木や、太さ10センチもあるツル、背丈にもなる草木の薮、当時少年だった自分は、畑近くのこの森を無限に広がるジャングルだと思っていました。
(実際には2,000㎡ほどの広さしかありませんでした)
木登りはもちろん、ツルにしがみついてターザンごっこをしたり、切れ味が良さそうな木を見つけては薮を切り開いて基地を作ったり、そのうちにはゴミの空き缶からタブを取り、それを通貨として使用して武器(木の棒)のやり取りを行うなど、悪ガキでコロニーを形成していました(笑)
そのうち友達との森遊びだけにはとどまらず、一人でも面白そうなことを見つけては挑戦を繰り返すようになります。
特にモノづくりが好きで、手ごろな木材を森や手に入れてはいろいろな道具(主に木刀)に加工して遊んでいました。
当時小学生低学年にもかかわらず、加工方法はさまざま。
加工したい部位を焚火で燃やして炭にすることで加工しやすくしたり、炭化した部分を削ることで木材を鋭くしたり、祖父から借りたナタを使い木材をだんだん削り落としていき、さらに切れ味を良くしたり。
(焚火は道具を使わず、畑に転がっていた木と板をすり合わせて一から起こしていたみたいです)
自分で作った木刀の性能を確かめるためまた森へ。
上手く作れた木刀だとより簡単に藪を切り開くことができました。
良い木刀を自分の手で作った達成感と、それを使って藪をバサバサと切り開く爽快感、最高の遊びだったと思います!
大人になった今ではとてもまねできない遊びです(笑)
ほかにも盾、鎧など様々なものを作りだした記憶があります。
この遊びを通して多くの道具の扱い方や、発想力が身についたのではないかと思います。
少年時代の体験が影響してか大人になった今でも、BBQやキャンプ、サバイバルなどの趣味にのめりこんでいます!
河川敷内の森で野営、畑の泥を練ってかまどを作る、山でソロキャンプなど様々なアウトドアをしています。
また趣味も別口としてまとめてブログあげてみたいと考えています。
勉強、勉強。そして勉強…の高校生活
その後は地域の普通中学校へ。
中学校卒業後は家族が経営している直売所の跡を継ぐために商業科を選択。
これからは普通科とはちょっと違った勉強ができること、
母など周りの大人から高校は楽しいという話をよく聞いていたこと、
などの理由で入学当初は何もかも楽しそうでわくわくしていました。
しかし実際は思ったものとは全く違う学生生活でした。悪い意味で。
部活動やクラスといった人間関係は問題なく、その面では一般的な高校生と変わらない楽しい日々ではあったのですが、
何が大変だったのかというと、当時の担任の先生が超熱血だったのです。
担任の先生は資格取得の鬼でした!!
普段の生活では明るくて、生徒思いな先生なのですが、
資格取得前になると超スパルタ教育モードに変更されます。
学校の通常授業が終わり、その後さらに3、4時間ほど補習をするという日々が続きます。
こんな日々が嫌で、当時のりんごぼーやは反発を繰り返していました!
補習を無断でサボったり、出たとしてもまともに勉強していなかったのを覚えています。
さぼった次の日はめちゃくちゃ怒られて、「おまえには目に輝きがない!」
と、面白い怒られ方をしたのをいまだに覚えています。
りんごぼーやはそれでも補習が嫌だったのでスパルタモードの先生に怒られるときは、
目をあえて大きく見開き自分の中で最高の目の輝きを作ることで、やる気あります!という表情を全力で演じていました(笑)
こんな日々の結果、当たり前かもしれませんが検定の取得率は高いクラスでした。
りんごぼーやの記憶では高校生レベルの検定はクラス全員1級が取得できていましたし、日商簿記も全員3級は当たり前。
2級まで取得できる生徒もざらにいました。
電卓やワープロも段位まで持つ生徒も少なくなかったです。
りんごぼーやも一通りの検定は1級まで取得し、日商は3級を取得する事が出来てはいましたが、どうしても勉強は嫌でそれ以上を目指すことが出来ませんでした。
大人になった今、勉強する時間は限られており、作業中にオーディブルやYouTubeから情報をインプットしています。
こんな日々の現在、当時勉強するだけの時間が沢山あったのは本当に贅沢だったなぁ。
先生の言う通りにもっと勉強しておけば、もっとたくさんのスキルが身についていたのではないかと、当時の自分が羨ましく感じます。
このようにサボってばかりの高校生活でしたが、人生で一番勉強していた時期でした。
努力の結果、商業の基礎だけは学ぶ事が出来たのではないかと思います。
結果から判断すると、他の生徒も当時の熱血教師には感謝しているのではないかと思います!
超自由!沢山の仲間と出会う短大時代
高校卒業後、本格的に農業の勉強をするため長野県果樹試験場へ進学しました。
果樹試験場は品種の育成も行っており、今や世界に進出しているシナノシリーズを生み出した研究機関です。
果樹農家として学ぶべき基礎をここで学ぶことが出来ました。
さらにバックフォー、大型特殊免許、フォークリフトなど、農業であると便利なあらゆる資格も取得。
学校生活はどうだったのかというと、こちらの学校もかなり特殊な学校でした。
まず全校生徒約30人。
ここはある程度予測していました。やっぱり農家は人気がないです。
特殊な構造だったので説明を簡単に省略しますが、一年生が20人二年生が10人のような構成でした。
四国や中国地方といった遠方からの生徒もぽつぽつ居たり、
何よりびっくりしたことは、生徒におっさんが数人いたこと(30~40代)。
さらに、高卒組がほんの数人しかいないという恐ろしさ!
そんな学校へ入学して初日、同学年の生徒数人で買い物に出かけることになりました。
りんごぼーやは入学当初、大学は高卒の人間しか行かないと固定概念を持っていたので、
行きでは何かおかしいなとは思いつつ、ほかの生徒にため口を使って話していました。
途中で年齢の話になり、みんな自分の年齢を言います。
「22歳、24歳、27歳、28歳」
!? ぎょっとしました。
自分の年齢を言う瞬間から「18歳、です」急に敬語に切り替えたことを覚えています(笑)
このように大人が多い学校だったので厳しい決まりなどがなく、とても自由な学校でした。
そして年齢も出身地も大きく違うからこそなのか、全員本当に仲が良かったです。
卒業して現在もとても良い仲間のままです。
もちろん農業についても学ぶことはできましたが、
この学校で得た一番のものは仲間だったのではないかと思います。
余談ですが、生徒の中には農業とは全く何の関係もないというおじさんや、
農家だが家を継がず社会人となり、肌に合わず退職した(農業経験なし)。
という生徒も多かったです。
農業関係のツテや仲間を得れるこの学校は、
新規就農を考えている方にもお勧めできるのではないかと思います。
就農・修行の日々
果樹試験場卒業後はすぐに実家の農園(観光農園こばやし)に就農しました。
当時栽培歴60年以上の二代目(祖父)が農園を管理していたので、一緒に作業をすることで多くの技術や長年の栽培からなせる技を学ぶことができました。
現在祖父は隠居し、ほとんどの作業は自分が主体となり行っております。
農家の跡取りは農機具や農地などの基盤がそろっているので簡単に見えるかもしれませんが、跡取り特有の苦労はあります。
農機具があるだけましなのですが、どの農機具も年期が入っており、ちょっと使えば動かなくなりメンテナンスを繰り返していました。
おかげで自己流ではありますが機械類の修理スキルが身に付きました。
当時はなぜ新しい機械に買い替えないのか憤りを感じていましたが、今思い返すとこれも祖父からの教えの一部だったのかもしれません。
農業にかかわらず、ほかの物事に関しても祖父は必要以上に支援はしてくれないし、決して楽ではなかった時期だと思います。
しかしそんな祖父の元で仕事をすることで、たくさんのスキル、自分の力で試行錯誤して物事を解決する能力が身についたのではないかと思います。
現在のりんごぼーや
就農後はその後も修繕や、農産物の販売マーケティングに至るまでたくさんの挑戦をしてきました。
(それぞれの挑戦はブログで詳しく)
こんな日々を過ごしてきて現在、りんごぼーやは農業に限らず幅広いジャンルのスキルを獲得しています。
りんごぼーやの目指す百姓(百の仕事をこなすもの)にはまだまだ遠く及びませんが、
これからも日々挑戦を繰り返していきたいと思っています!
ブログを始めたきっかけ
ブログをはじめたきっかけは、自分で育てた果物を直販するECサイト(観光農園こばやしオンライン)を立ち上げたことです。
これまでもSNSなどでネット上で活動することはあるにはあったのですが、
ECサイトを作ったことにより、本格的にネット上でPR活動を始めようと思うようになりました。
育てた果物をたくさんの人に知ってもらうためには何があるだろうか考えた結果、
珍しい環境で生まれ育ち、自然とともに生きている自分自身が良いネタになるのではないか。
更には、百姓を目指し様々なことに挑戦を繰り返す農家の日々。
これももしかしたら見る人によっては面白いのでは⁉と思い立ち、
以上をふまえて自分自身をPRするためにブログを始めました。
やせい農家らいふについて
このブログでは農家の日常、仕事、趣味、挑戦したことなど、
りんごぼーやが体験したり学んだりしたこと書いていきます。
様々な記事を書きますが、基本的に自然に関するものになるかと思います。
つまりこのブログで伝えられることは、自然の魅力!です。
伝えられるように頑張ります!
このブログを通して、僕自身、そして作った果物や、観光農園こばやしにも興味を持っていただけたら幸せです!
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
これからもりんごぼーやをよろしくお願いします!