だいぶ秋も深まってきました。
信州では昼夜の寒暖差が16℃もある日が多くなってきており、
柿の落葉、クルミの収穫、ふじの着色など、秋らしい日々になってきました。
ブドウの発送で芝刈りが間に合わず、下草はかなりの長さに成長しています。
そんな初秋の農園で、今年度最後になるであろう芝刈りを行いました。
日中はかなり気温が高く、疲れたので一休みのために日陰の椅子でスマホをいじっていると、
すぅーっと、赤トンボが目の前を横切りました。
あーそろそろ赤トンボが出始める時期か。
と思ってまた手にしたスマホに注意を向けました。
直後また
すぅーっと、目の前を赤トンボが。
ふと横を見ると5~6匹くらいの赤トンボが空間を飛んでいます。
今年はトンボが多いなーなんて思って、立ち上がり空を見上げてみると
たった今芝刈りをした畑の上空に、ものすごい数のトンボが集まっていました!
生まれて初めて見る光景に驚いてそのまましばらく見入ってしまっていましたが、
あ!写真撮ってないじゃんΣ(っ °Д °;)!
数が少なくなったころやっと気が付き慌てて写真を撮りました。
トンボのような小さな被写体はうまく写らずとても見にくい写真で申し訳ないのですが、こんな数の赤トンボが畑一面に広がって飛んでいる光景をご想像で補ってくださいm(__)m
画面のゴミみたいに見えるわずかな点まですべて赤トンボです!
動画の方がわかりやすいので載せておきます▼
写真や動画だとどうしても広い空の一部分しか写せないので、いまいち迫力が伝わらないと思うのですが、ピーク時はこの倍、数百匹の赤トンボが頭上の空一面にいました…
芝刈りをしたばかりの畑上空にしばらく飛んでいて、その後はだんだんと数が減っていき最終的には数匹くらいに落ち着きました。(15分間くらいの時間だったと思います)
今年がトンボにとって生きやすい環境だったから総数が増えているのか、
あるいはこの場所にたくさんのトンボが集まっただけなのか、
どうしてこんなにトンボが集まったのか詳しい理由はわかりません。
ですが、芝刈り直後だったこと、トンボが大量に集まったことから考えると
おそらくは捕食目的なのではないでしょうか。
芝刈りをしたことで下草に隠れていたたくさんの羽虫たちが行き場をなくし空へ舞い上がる。
そんな小さな羽虫たちをトンボが食べに集まったのだと思います。
もしそうだとすると、とんでもない数のトンボが15分かけて食べる量の羽虫が飛んでいたことになります。
想像すると気持ち悪いし、体中虫だらけなんじゃないかと恐ろしくなりました( ̄ ‘i  ̄;)
さらには農家として、
下草に潜む虫の脅威を感じました。
(下草には果物を加害する、果樹農家にとって宿敵のような虫がたくさん潜んでいます。)
下草の背丈が高くなる分害虫の数も増えますので、短いうちにこまめに芝刈りはしないといけません。
害虫の脅威を感じ、改めて芝刈りの重要性を理解した日でした。
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